訪問看護師の声② ~若手~

関口紘美さん

■ご経歴 大学病院にて4年間、脳神経外科で勤務した後、2016年春にウィル訪問看護ステーション江戸川に入社。平成25年度から始まった、「東京都訪問看護教育ステーション事業」における体験研修に参加したことで、訪問看護に興味を持った。

■関口さんから見たウィル訪問看護ステーション江戸川

平均年齢が若く、立ち上げたばかりの事業所のため、未経験で入社しても意見交換ができ、気持ちよく働ける。ワークライフバランスを尊重しているので、休みの取り方も自由が利くシフトが組まれている。同じビルの中には薬局や往診歯科、医療機器の製造会社などが入っているため、他職種とコミュニケーションも取りやすいのが特徴。

所 在 地
〒132-0021
東京都江戸川区中央4-11-8 アルカディア親水公園ビル
アクセス
総武本線「新小岩」駅より徒歩12分
定 休 日
なし
営業時間
9:00~18:00

他職種の方々と意見を交わしながら、その人らしい生活をケアする姿に魅力を感じた


――関口さんが訪問看護への興味を持ったきっかけと転職に至った経緯を教えてください。

病院では、ガンや高次脳機能障害を持った患者さんが多くいた脳神経外科で勤務していました。科の特性上、必然的にご家族と接する機会が多く、また退院後にどういう治療や生活をしていくのかといった、患者さんの人生に寄り添う要素が強かったのですが、一方で本人の希望する治療やその人らしい生活のためのケアに限界があることも感じていました。

そんな中で、在宅ならその人らしい生活のお手伝いが可能な限りできることを知り、興味を持つようになりました。その後、在宅の研修に参加をして実際に現場を見ることができたので、転職したい気持ちがより増したのだと思います。

こちらの事業所は、共通の知人というご縁から代表や副代表と知り合って、在宅や事業所に関するお話を伺う機会があり、医療以外の職種の方とも連携を取ってその人らしい生活をケアする姿がすごく格好いいなと思い、在宅への転職を決意いたしました。

経験が浅い20代だからこそ在宅に飛び込むメリット


――「興味はあるけど、この年齢、このキャリアで在宅に飛び込むのは不安」という20代の看護師さんも多いと思います。

私も転職する際、周囲から「今のあなたの能力で在宅に行く自信があるの?」と大反対されました。
ですが、病院でも在宅でも、働く上で一番重要なのは自分自身の目的や想いで、そこさえしっかりしていれば、技術や経験は後からついてくるものだと思っています。

逆に、20代で飛び込んでしまえば、若くて経験が浅い分、どんどん先輩や他職種の方に相談をできるので学びのスピードが早くなるメリットはあるのかなと感じています。

また、病院と在宅では看護における視点を変えなくてはいけないのですが、その切り替えはベテランであればあるほど難しくなっている気がします。病院で何年働いたから一人前、という決まったラインがある訳ではないですし、看護の価値観もその時々で変わっていきます。

そうなると、「じゃあ自分は何をやりたいのか?」「どう働きたいのか?」が一番重要で、そこで「在宅」が思い浮かんだのであれば、未経験でも若くても、まずは飛び込んでみて損はないのかな、と私は思っています。

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