訪問看護師の声① ~新卒~

鈴木沙蘭さん

■ご経歴

出産とサービス業などの異業種での社会人経験を経て看護学校へ。
在学中は奨学金の制度を利用するために埼玉協同病院にて看護助手のアルバイトを経験。学校卒業後に新卒として現在の訪問看護師事業所へ配属となり、
現在は卒後2年目をむかえる。

■ケアステーションうらしん訪問看護ステーションのご紹介

ケアマネやヘルパーなどが近くにおり、また病院や診療所ともつながりが深く、多職種との連携が取りやすいのが魅力。技術面をフォローアップする研修制度も充実しているので、新卒でも働くことができる。医療生協なので、認知症の予防教室など地域に根差した活動も積極的に行っている。

所 在 地
〒330-0074
埼玉県さいたま市浦和区北浦和1-8-12 4階
アクセス
京浜東北線 「北浦和」駅より徒歩4分
定 休 日
日曜
営業時間
8:30~17:30

なにもわからないまま新卒で飛び込んだ在宅の世界


――学校を通いながら看護助手のアルバイトをしていたとのことですが、入社までの経緯を教えてください。

これまで私自身すごく健康体で、これまで入院もしたことがなかったんですね。看護師を目指す上で身近で仕事を見ておきたいということと、奨学金を借りられるということで、学校に通いながら医療生協さいたま生活協同組合の埼玉協同病院でアルバイトをしていました。そしてその学校卒業後、同じ医療生協の訪問看護事業所に配属となった流れです。アルバイトの時は、看護師としての仕事をこなしていたというよりも、シーツ交換やお茶出し、患者さんとのお話などの仕事も多く、看護の現場に慣れるための時間だったようなイメージでした。

在宅は希望していた訳ではなく、就職する時に私が子育てをしていることを知った会社側が、夜勤などがないワークライフバランスを考えて在宅を勧めてくれて、「あ、じゃあやってみようかな」という感じで入社しました。

学校では3週間の在宅の実習がありましたが、記録や報告を書くことに追われてしまい、患者さんの生活を考えたり、気持ちを聞いたり、自分の感覚を確かめたりといったことは全くできず、在宅の良し悪しの判断ができない状態だったので、本当に何もわからないまま飛び込んだ形です。

新卒ながら入職後3ヶ月目での単独訪問


――現在、卒後2年目ですが、新卒での1年間はどのような働き方でしたか?

4月から先輩に同行して利用者さんのお家に訪問し、徐々にではあるのですが、何度も行った利用者さんは私がメインでケアをして、先輩に後ろから見ていてもらう、もしくは訪問の最後の時間だけ先輩に来てもらうという形になりました。その後、7月頃には一人で訪問していたと思います。
単独訪問までの期間が短かったようにも感じましたが、先輩がいると頼ってしまうので、結果的には早く単独で回れるようになって良かったと思っています。
それに、訪問は1人でも、何かあれば電話で相談できる体制は整っていたので、そこまで不安はありませんでした。

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